私立中学は、ほとんどが中・高6年間一貫教育を前提としています。ですから高校受験の準備に時間を割く必要がない分、6年間、じっくりと時間をかけて、大学受験に備えることができます。
また、国が定める教育課程からある程度自由にカリキュラムを組むことができる分、先取り学習を実施しながら、なおかつ、さまざまな学校行事を盛り込むことで、情操教育的な面にも力を入れるなど、6年間の生活の中で、生徒たちのために、さまざまな工夫を凝らしているのも、私学教育の魅力であるといえるでしょう。
中学入試を本格的に考えるなら、できるだけ早くから準備を始めるほうが有利なのは言うまでもありません。それをふまえ、入試に必要な知識を無理なく一通り学び、十分に復習をして受験に備えることのできる最後のタイミングをあえて考えるとすると、5年生の最初からというのが一般的ではないでしょうか。
ただ、5年生の秋ごろや6年生になってから中学受験を考え始めたという方も、少なからずいらっしゃるというのもまた事実です。立志館ではそういった方々を対象としたフロンティアクラスも開講しています。
詳しくは、遠慮なくお問い合わせください。
中学受験専門の塾であっても、多くの塾は、そういった生徒を前提に募集しています。立志館でも、小学校の授業レベルの学習内容が理解できているかどうかを入塾テストで確認させていただいてから、入塾していただいています。
そして、実際の授業に入る前には、必要に応じて補講を実施したり、課題をお渡しして少し準備をお願いしたりして、できるだけスムーズに学習に入ってきていただけるよう工夫しています。
もし不安な面があるなら、遠慮なくご相談ください。
最も気をつけたいのは、中学受験の学習内容は、学校の授業のレベルを大きく上回っているということです。ですから小学校での学習と、受験準備のための学習とはほとんど別個に考えなければなりません。ある程度の期間を使って、じっくりと準備をしなければならないのは、そういう理由があります。ごくたまに、6年生の秋ごろ、「中学受験をしたいのですが、入塾できますか?」というご相談をお受けすることがあります。高校受験でなら、中学校の学習である程度の準備ができているため、そこからのスタートでも合格は可能かもしれません。しかし中学受験の場合は、ご相談に対して、最大限のアドバイスはさせていただきますが、入塾はお断りさせていただいているのが現状です。
(6年生の7月以降の入塾は、原則として受け付けておりません。)
多くの中学校の入試問題では、小学校の授業レベルから大きくかけ離れた知識や思考力を問う問題が出題されます。ですから、そういった内容を念頭においたカリキュラムによる学習をして、十分に準備をしておくことが必要です。もし、中学受験を目指す意志を明確にお持ちなら、立志館ゼミナール中学入試部で学習されることをお勧めします。
立志館では、すべての授業を中学受験専門の、熱意あふれる講師が担当しており、一人ひとりの生徒に対して、どこをどのように指導すれば実力アップにつながるかを常に見極めながら接しています。
学習上のことはもちろん、その他のどんなことでも、立志館の講師に遠慮なくご相談ください。必ず一生懸命に考え、親身になって答えます。
立志館では生徒からの質問は大歓迎です。他塾から移ってきた生徒の保護者のお話です。「以前の塾では、先生のところへ質問に行っても、きっちり対応していただけないことが多く、その結果、子どもが塾に行くのを嫌がるようになってしまいました。『立志館では、質問に行くだけで、“よく来たね”と言ってもらえ、わかるまできっちり教えてくれる。』といって、喜んで通塾しています。」立志館の先生にとって、生徒たちからの質問や相談はいつでも大歓迎。何をおいても最優先で対応し、決して時間はいといません。生徒たちも、そんな立志館を最大限に活用しています。生徒と先生の距離が近いというのも立志館の大きな特長です。
立志館では保護者対象の個人懇談会だけでなく、必要に応じて生徒との懇談も行います。生徒の悩みなどの相談を受け、コンディションを確認し、本音で語り合うことで、生徒たちの状態を把握し、それ以後の指導に役立てていきます。保護者の方々からは「家ではそんなこと、なかなか言わないんですよ」といった声も聞かれ、私たちからの情報が家族間の相互理解に役立つこともあります。立志館では、子どもたちの気持ちをじっくり聞いてやることもまた、必要不可欠であると考えています。
立志館は、進学指導とは一人ひとりの生徒が志望校として最もふさわしい学校を目標とできるようサポートすることである、と考えています。そして、その目標へ確実に到達できるよう一人ひとりに対してきめ細かい学習指導を行うのです。ですからご質問のように、合格実績を考えるあまり、第一志望校の合格をすでに果たしている生徒に対して、無理に他校の2次試験の受験を勧めたり、合格できてもとても通学できないような遠方にある中学校の受験を勧めたりすることは、決してありません。
本人がどんな環境で学ぶかが大きなウエイトを占める中学受験。塾選びもおのずと慎重にならざるを得ません。しかし、システムやカリキュラムは説明されればわかるものの、本当に本人にあった塾なのかは、実際に授業を受けてみなければわかりません。
そこで立志館では、定期的に体験学習会を実施し、立志館の先生による授業を実際に受けていただくことで、立志館を、ひいては中学受験の学習というものを理解していただく機会としております。詳しくは折りこみチラシや、当ホームページなどでご確認いただくか、お電話にて実施時期など詳細をご確認ください。
2年生・3年生の低学年ですと5~6人、最も生徒数が多くなる6年生時でも20人前後で、担当講師の目が一人ひとりの生徒に十分いきわたる人数になっています。
4年生以降は複数クラスの設定になっており、通常3~4ヶ月に1度、クラス替えがあります。その際は、毎月実施する月例テストの結果や、宿題の提出状況、授業態度といったさまざまな面を考慮し、ご家庭に連絡の上、クラスを決定します。
3年生は、国語・算数の2科目開講ですが、どちらか1科目の受講も可能です。ただ、入試で国語・算数の2科目を課さない学校はありません。そこで、4年生からは国語・算数・理科の3科目、5年生は国語・算数・理科・社会の4科目が開講されますが、そのうち国語・算数は必修となっています。理科・社会は選択科目となっています。
立志館では、5・6年生の授業で180分体制をとっており、授業の前半と後半の間には、生徒たちがお弁当を食べる時間として20分の休憩時間を入れています。その他、一般的な食事時間に授業時間が重なるような場合には、必要に応じて食事休憩を入れています。
ある調査によりますと、小学生が集中できる時間は10~15分くらいであるといわれています。立志館でもそのことは十分に認識しています。ですから授業では、前回の復習の時間、新しい項目の説明を聞く時間、じっくりと考える時間、問題演習の時間‥‥と次々に内容が展開していきます。時には講師の脱線話も入るなど、決して生徒をあきさせない授業です。
入試に必要な知識は、5年生までに全体のおよそ4分の3を学び、6年生の5月までには一通りの内容を学習し終えます。そして夏休みの集中講座で総復習をしたあと、8月後半の授業からはどんどん入試問題を取り入れ、実践力を養っていきます。このころからは授業は問題演習中心となっていきますが、入試直前には再び基本事項の確認を取り入れ、万全の態勢で入試に臨めるよう仕上げていきます。
クラスが違っても、同じ学年間では授業の進度は基本的に同じです。ではクラス間でどのような違いがあるのか。教科によりますが、たとえば同じテキストでも、問題演習の際、基本問題までを課題とするのか、発展問題もやってしまうのかというように、授業でマスターする内容の深みに違いが出てきます。当然、授業で演習する1つの問題にかける時間の長さにも違いが生じるでしょう。上位クラスへクラス替えになった生徒は、授業のテンポの違いに、当初は戸惑うかもしれません。しかしほとんどの子どもたちは、新しいクラスにすぐに慣れて、実力を伸ばしています。立志館では、生徒一人ひとりの実力や性格などさまざまな面を考慮して、最適と思われるクラスを提案し、受講していただいています。
これは個人差がかなりあると思います。立志館では、基本的に予習はまったく必要ありません。ただし、長時間お子さまをお預かりするのですから、必要な内容は授業の中で完全にマスターできるよう指導しています。宿題は、次の授業で実施する復習テストや毎月行う月例テストがスムーズにこなせるようにするため、そして家庭学習の習慣を今のうちに身につけるためといった趣旨のものと考えています。5年生で、1教科につき1時間~1時間30分くらいが目安でしょうか。それでも当初は、これらの時間を、1週間のスケジュールに組み込むのは大変なこともあるようです。立志館ではそういった時間の使い方、スケジュール作りに関しても指導や相談に応じています。必要な場合はぜひご相談ください。
保護者の方には、お子さまのスケジュール管理、宿題をちゃんと済ませてあるかどうかのチェックといった面についてご協力をお願いしています。宿題をチェックされる場合、もしも全部済ませることができていなかったり、わからなくて白紙の部分があったりした場合は、「立志館で必ず質問してくるように」と促していただき、帰宅後はきちんと質問をして問題解決をしているかどうかをご確認ください。
あとはお子さまの健康管理、メンタルな面での応援をしてあげてくだされば十分です。学習面については立志館にお任せください。
形態の分類としては共学校・男子校・女子校、大学の附属校といった分類が考えられます。また、仏教・キリスト教(カトリック・プロテスタント)などの宗教的な動機に設立の起源が求められる学校もあります。さらに学校の指導方針として、勉学第一の学校、文武両立を掲げる学校、きびしい校則で規律正しさを求める学校、自由な気風の学校など、私立中学校は個性豊かで千差万別。そういった中から、ぜひ、お子さまに最もふさわしい学校を見つけてほしいと考えています。
受験校を決める際の有力な基準のひとつは、もちろん、模試などでどれだけの成績をとれているかということでしょう。しかし、私立中学校は、その建学の精神にのっとって、実に個性豊かな教育活動を展開しています。ですからもし入試に合格し、無事入学を果たすことができたとしても、そこから始まる学校生活が、期待していたものと大きくずれるようなことがあれば、大変不幸なことといわなければなりません。立志館では、そういった学校ごとの個性や教育方針などの情報をご家庭と共有しながら、お子さまが、どのような学校へ進学するのが最も適切なのかを、個人懇談などで何度も話し合いを重ね、徐々に受験校を決めていきます。
毎年実施する保護者向けのおもなイベントとして、次のようなものがあります。
■私立中学受験セミナー
受験が迫ってきた6年生の保護者を対象として、実施します。その中で、出願・受験・合格発表・入学手続きといった一連の流れの中での保護者の動き方、注意点などを詳細に説明します。合わせて、受験を迎えるにあたっての親と子どもの心構えといった、メンタルな面についてのお話もさせていただきます。
台風が接近して、暴風警報が発令されたときなどは、臨時休講となります。
暴風警報や特別警報発令時の授業の有無は、以下のようになりますのでご確認ください。
1.暴風警報や特別警報が授業の1時間前に発令されている時は、その授業は休講になり、休講になった授業は後日行います。
例)午後4:20の時点で暴風警報や特別警報が発令されている場合、午後5:20からの授業は休講になります。
2.その他の警報および注意報の場合、授業は行いますが、各ご家庭で出欠の判断をしてください。
休講になる場合は、立志館ゼミナールのホームページおよび、立志館ゼミナール公式メールや公式LINE、twitterなどでお知らせしています。
≪緊急避難場所について≫
立志館ゼミナールでは、自然災害などで緊急避難が必要になった場合の避難場所を以下のように定めています。在塾時に緊急避難が必要になった場合は、職員先導のもと、避難誘導を行います。各ご家庭でも避難場所についてご確認をお願い致します。
校舎 | 避難場所 |
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中学入試部栂校・SPEC栂校 | 堺市立原山台中学校 |
中学入試部三国丘校・SPEC三国丘校 | 堺市立堺高等学校 |
中学受験では、小学校の授業のレベルを超えた高度な学力を必要としています。しかし、立志館ではそれらを決して一方的な詰め込みで完成させようとしているのではありません。立志館の授業の中では、「君たちならどうする?」「どうしたらいいと思う?」といった問いかけがたくさん出てきます。そして、生徒たちが自主的に考える時間を十分に与えています。
この自主的に物事を考え、問題を解決していく力は、生徒たちがこれから成長していくにつれて、ますます重要な力となっていきます。中学入試においても、単に知識の量を問うだけでなく、そういった能力の有無を試す問題が数多く出題されています。
立志館では、生徒たちが自ら考え、どんどん新しい高みに達していくことが、志望校合格にもつながっていくと考え、それを実践しています。単なる知識の集積ではない「考える力」そのものを養うことが、入試での高い合格率につながっています。
立志館で使用するテキストは市販のものなので、テキスト代は別途かかります。ただし、毎月授業料を引き落とす際、引き落とし予定額をお知らせするダイレクトメールに教材名を記載しています。
また、受講される科目数に関係なく、前期・後期の2回諸費用を頂いております。これは、毎月の通信費、校舎の維持費に充てさせていただいております。
なお、各集中講座を受講された場合には費用が発生いたします。詳しくは、遠慮なくお問い合わせください。